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月次&年次運用報告-2008年12月/今後の投資方針 -2008年12月02日

2008年年次報告

トータルでは若干の減少となった。
証券会社の預かり資産残高が増えているのは、資金追加をしているためであり、実際には大きな上下動を繰り返したものの、結局はほぼ横ばいという結果である。上下動が激しいのは、現金を保証金とする信用取引でレバレッジが高いためである。

下記は、日経平均およびその騰落レシオと、筆者の資産残高との連動を示す。
(資産残高の数字の、青い文字は下値、赤い文字は上値)

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・日経平均などの指標をベンチマークとすれば、まだ運用成績はマシであり、このことからも銘柄選択の問題ではないことが理解できる。
・ただし、遠藤製作所とツクイを主力銘柄とした後に、信用維持率などの問題で、どちらかを手放す局面となったとき、ツクイのほうを手放してしまった。ツクイは年末までにここから2倍になった。遠藤製作所を手放してツクイを保有していれば、それだけで2008年に大きく資産を増やせたことが明らかであり、失敗である。
・ちょっとの違いで大儲けできたかもしれないということは、反省点であると同時に、前向きにとらえる。

・反省点は明らかである。
・実際に儲かったのは、2月、5月、11月、12月のみである。
・2月、5月、11月以降と、2008年のひどい相場環境の中で、資産を2倍以上にした局面が3回もある。
※ということは、単純化すれば、トータルで2×2×2=8倍にしたにもかかわらず、トータルで1/8にしたということであろう。

・下げ相場(騰落レシオの下落過程)に入ったら利益確定・現金比率増大をするべきであった。
・6月初め、遅くとも7月末にはいったん現金化するべきであった。GSEの問題を甘く見た。
・さらに遅くとも、リーマンショック後に現金化のチャンスがあった。ここで現金化しておいて、10月中旬から再度参戦していれば、これだけでも2008年に大きく資産を増やせたことがわかる。
・秋には大きく下がると自分でもコラムで書いていた。お盆明けにも相場が戻らなかったことから変だと思ったが、それでも撤退しなかった(結果、暴落予想が当たったと思いつつ、予想以上の惨状となり、持株のストップ安を眺める状態となった)。

・10月中旬以降はうまく運用できたといえ、撤退寸前の状態から、2009年への期待を何とかつなぎとめたところである。

月次運用報告(2008年12月)

●運用成績
下記の棒グラフは、証券会社(大和証券)の預かり資産残高(左目盛)である。各月の月末残高であり、今年初めの当サイト開設以来の推移を示している。なお、線グラフは、日経平均株価(右目盛)である。
※途中の入出金があるので純粋な運用成績ではない。10月以降の増加は純粋に運用によるもの。
※グラフに含み益、含み損は反映されていない。

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11月30日時点での口座残高-信用含み損は690万円(12月1日時点での口座残高-信用含み損は790万円)。
 ↓
12月30日時点での口座残高+信用含み益は1045万円(1月5日時点での口座残高+信用含み益は1130万円)。

いったん現金化しておいて、10月中旬から再度参戦していれば、これだけでも2008年に大きく資産を増やせたことがこのグラフからもわかる。

今後の投資方針

・暴落を警戒して短期売買に徹している。このため利益を大きく取る前に売ってしまうこともたびたびあった。
・しかし、2009年も景気後退や金融危機懸念は続くことを想定し、短期売買を基本とする。

・2008年10月のような暴力的ともいえる暴落相場よりは、何度か反発を繰り返しながらの、ダラダラ下げを想定する。日経平均500円安程度はたびたびあるかもしれないが、1000円安が連続する局面の可能性はいまのところ低いのではないか。
・2009年に大底をつけるかどうかは今の時点では不明である。どの時期が安いかといった専門家の予想も出回っているが、まったくあてにはならない。

・警戒すべき点としては、実体経済悪、為替の変動、新興国危機、日米の財政負担など。
・さらには世界経済(ドル一極支配の行方など)の枠組、外需依存の日本経済の転機、政治リスクなど。
・GM他ビッグスリー、AIGなどは、救済とはいっても先送りであり、結局はうまくいかない可能性。これらが早ければ春先にも明らかになる可能性。GSE、モノライン、ヘッジファンド、シティはじめ大手金融についても本当のところはどうなのか。
・7000億ドルの金融救済資金は2009年前半の早い時期にも尽きるのではないか? 追加資金に議会が難色を示す可能性(既に予兆が出ている)。
・これらのいくつかが実現し、どこかの時点で、またもや暴落相場になる可能性も否定できない。

・相場予測(たとえば日経平均予測)などはできないが、しばらくはボックス相場の域を出ないのではないか。たとえば日経平均7000-11000円程度か。※状況次第で予想は常に変わる。
参考:ブラックマンデー・ブラックサーズデーとの比較(11/1版)
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※チャートを1つ引用させていただくが、詳細な解説は上記リンク先をご覧いただきたい。

・しかし、上昇相場が続くと次第に買える銘柄が少なくなっていくので、ある意味ではボックス圏が続いた方が儲けやすいかもしれない。本格的な上昇相場(というものがいつ来るのかは知らないが)が来るまでにどの程度増やしておけるかが、ポイントになるかもしれない。それ以前の問題として、資産を温存しておくことも。
・いずれ日本の新興市場の反転上昇もあるだろう。上昇相場になったときの小型株の上昇率を想像すれば、元手をどれだけ用意できているかということである。

・当面、銘柄選択としては、新興市場、ネット関連や介護関連、デフレ関連、その他内需。
・食糧、穀物関連については、デフレ懸念(販価下落)、仕入れ価格の変動に要注意。
・貴金属、資源、環境関連については、不景気によるマイナス面の方が大きい銘柄がほとんど。
・決算予想の得意な自分としては、2月(12月期決算発表)、5月(3月期決算発表)、11月(9月中間決算)の銘柄選択が重要。2008年に資産を増やした時期とも一致する。
※ただし本年は下方修正が多いため、決算時期の地合は昨年ほどよくない可能性がある。

・個別銘柄では2008年10月が大底となる銘柄は多いのではないか。
・場合によっては中長期保有の検討も。たとえばクリーク・アンド・リバー社など、仮に業績予想が達成されるとすれば、成長性や1株資産のわりに異常に安く、底値は堅く、長期倍増を狙える銘柄がいくつもある。
・いずれ他の資産(ウィーン金貨、レアアース・レアメタル関連中国株など)への一部分散も検討。

・年間の運用目標は、いずれ資産が回復してきたら計画を立てることとする。ただし目標達成にこだわるあまり、無理して投資を続け、撤退が遅れたことが2008年の敗因の1つであったといえる。
・2008年のデータを検証し、騰落レシオが100を超えたら信用維持率を○○%に高める、120を超えたら××%に高める、といったルールを機械的に適用することも検討。機械的に適用するクセをつけることにより、上記反省点を改善できるかもしれない。
・あるいは上記決算時期に的を絞った集中投資。
・相場の上昇局面での資産の増やし方は我ながら上手い。下落局面での投資をいかに避けるか、2009年に下落相場があった際には、いかに撤退し、資産を温存して次の上昇に備えるかが課題となろう。


月次運用報告-2008年11月 2008年11月30日

●運用成績
下記の棒グラフは、証券会社(大和証券)の預かり資産残高(左目盛)である。各月の月末残高であり、今年初めの当サイト開設以来の推移を示している。なお、線グラフは、日経平均株価(右目盛)である。

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10月30日時点での口座残高-信用含み損は528万円、11月4日時点では635万円、11月30日時点での口座残高-信用含み損は690万円である。(12月1日時点での口座残高-信用含み損は790万円である。)
10月中旬には450万円に激減していたことを思えば、上昇率で見ればそれなりにリバウンドを取れたとはいえるが、本格的回復にはまだ程遠い。
とりあえず2008年の運用成績をなんとしてもプラスにしたいと思っている。


月次運用報告-2008年10月 2008年11月04日

●運用成績
下記の棒グラフは、証券会社(大和証券)の預かり資産残高(左目盛)である。各月の月末残高であり、今年初めの当サイト開設以来の推移を示している。なお、線グラフは、日経平均株価(右目盛)である。

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10月1日時点での口座残高+信用含み損は1201万円、10月30日時点での口座残高-信用含み損は528万円(11/4は635万)。
資金を100万円弱引き出しているが、それでも半減である。なお、最悪の時には450万で、そこから635万に回復したところである。


月次運用報告-2008年9月 2008年10月01日

●運用成績
下記の棒グラフは、証券会社(大和証券)の預かり資産残高(左目盛)である。各月の月末残高であり、今年初めの当サイト開設以来の推移を示している。なお、線グラフは、日経平均株価(右目盛)である。
信用取引含み益・含み損はグラフには示されていないため、9月に急減したかのように見えるが、含み損を確定させただけであり、実際には含み損を加えれば、6月から9月中旬にかけて減っている。

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9月1日時点での口座残高+信用含み損は1626万円、9月30日時点での口座残高-信用含み損は1295万円(10/1は1203万)。ただし資金を一部引き出している。9月の運用成績は、200万円ほどのマイナスである。※9月29日時点では100万円ほどのマイナスであったが月末に大きく減らしている。

●運用目標
2008年末の目標は、当初の目標が難しくなったこと、相場環境が不透明であることから、明示しないが、今年の最高値程度は超えたいと思っている。

・個々の売買の総括については省略するが、業績予想はまずまず、銘柄選択の問題は特にないと考えている。
・金融危機を甘く見たことから、現金比率の管理や、損切りタイミングなどに問題があったと認識している。
・秋(10月、11月)の相場について、念のため最悪のシナリオを想定しておくことが必要であろう。アメリカの動向によっては、一段安の可能性があると見ている。

・下記は、日経平均およびその騰落レシオである。
・日経平均などの指標をベンチマークとすれば、まだ運用成績はマシであり、このことからも銘柄選択の問題ではないことが理解できる。
・騰落レシオと、資産の連動性については明らかである。その理由を考えてみた。
筆者の選ぶ銘柄は、どちらかといえば人気がある銘柄ではない小型株である。このため、相場全体に活況があるときにはこうした銘柄にも資金が回ってくるが、そうでないときにはちょっとの売りでも簡単に値を下げてしまうということになる。このことからも、下げ相場(騰落レシオの下落過程)における利益確定・現金比率増大をするべきであったという問題が明らかである。6月初め、遅くとも7月末にはいったん現金化するべきであった。

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・なお、上場銘柄以外では、未公開株の株式会社ジパングがグリーンシート市場に公開され、これを執筆時点で20000円×96株=192万円の時価評価となっている。


月次運用報告-2008年8月 2008年09月02日

●運用成績
下記の棒グラフは、証券会社(大和証券)の預かり資産残高(左目盛)である。各月の月末残高であり、今年初めの当サイト開設以来の推移を示している。なお、線グラフは、日経平均株価(右目盛)である。また、信用取引含み益・含み損はグラフには示されていない。

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8月1日時点での口座残高+信用含み損は1999万円、8月31日時点での口座残高-信用含み損は1632万円(9/1は1626万)。しかも100万以上の追加入金をしている。よって8月の運用成績は、完全に大幅マイナスである。

●運用目標
2008年末の目標を、4000万円に据え置く。やや厳しくなってきたことは認めざるをえない。

●総括
・遠藤製作所(7841)のほか、プレステージ・インターナショナル(4290)などの主力銘柄を保有継続。大きな銘柄変更はしていない。

・ツクイ(2398)、バンクテック・ジャパン(3818)についてはこまめに利食い、買い戻しを行い、まずまずの成功。

・日本マニュファクチャリングサービス(2162)については、同業他社(アウトソーシング、ワールドインテック)の決算が良かったことから、勝負に出たところ、予想外の進捗の悪さで、相当の損失を出した。さっさと損切りしたことは良かったとは思っている。

・秋(10月、11月)の相場について、念のため最悪のシナリオを想定しておくことが必要であろう。アメリカの動向によっては、一段安の可能性があると見ている。

・下記は、日経平均およびその騰落レシオである。

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騰落レシオと、自分の資産残高との関係については、6月の月次運用報告に詳しく書いたのだが、その相関からみても今月の運用成績は悪い。
ただし長い目でみれば年初からの資産の右肩上がりは継続している。
詳しく検証したいところだが、特定の銘柄の影響であることは明らかで、仕事が忙しいため省略させていただく。


月次運用報告-2008年7月 2008年08月04日

●運用成績
下記の棒グラフは、証券会社(大和証券)の預かり資産残高(左目盛)である。各月の月末残高であり、今年初めの当サイト開設以来の推移を示している。なお、線グラフは、日経平均株価(右目盛)である。また、信用取引含み益・含み損はグラフには示されていない。

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7月1日時点での口座残高+信用含み損は1967万円、7月31日時点での口座残高-信用含み損は2041万円(8/1は1999万)。ただし100万の入金をしているので、7月の運用成績は、若干のマイナスである。なお7月中旬には500万超の信用含み損があり、実質的に1500万円台になってしまっていた。
主力銘柄の目標値に変更はないものの、年後半も相場環境は悪いとみて、通期での目標を下方修正する。

●運用目標
2008年末の目標を、4000万円とする。
なお、資産4000-5000万程度を実現したら、大きくリスクをとらないやや保守的な運用方針として、現物取引を主体とし、ここぞという場面で信用取引を併用することとしたい。

●総括
・遠藤製作所(7841)、ツクイ(2398)などの主力銘柄を保有継続。大きな銘柄変更はしていない。

・新規銘柄としてプレステージ・インターナショナル(4290)を、またワールドインテック(2429)、アウトソーシング(2427)、バンクテック・ジャパン(3818)、日本マニュファクチャリングサービス(2162)等が買い水準まで下げてきたため、組み入れた。

・新興市場の好業績株は、必ずしもNYダウ、日経平均に連動するとは限らないものの、影響は免れない。騰落レシオの上下を見て、持株を増やすか、現金を増やすか、判断することとする。

・NYダウが下げ止まるか、さらにもう一段安となるか、念のため最悪のシナリオを想定しておくことが必要であろう。秋に一段安の可能性があると見て警戒している。

・下記は、日経平均およびその騰落レシオである。

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月次運用報告-2008年6月 2008年06月30日

●運用成績
下記の棒グラフは、証券会社(大和証券)の預かり資産残高(左目盛)である。各月の月末残高であり、今年初めの当サイト開設以来の推移を示している。なお、線グラフは、日経平均株価(右目盛)である。また、信用取引含み益・含み損はグラフには示されていない。

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6月1日時点での口座残高+信用含み益は2503万円、6月30日時点での口座残高-信用含み損は1978万円。また60万の入金をしているので、6月の運用成績は、590万円程度のマイナスであり、成績は想定外に悪かった。
2008年6月末までの運用目標3000万円はまるで達成できていないが、主力銘柄の目標値に変更はないため、通期での目標は変更しないこととする。

●運用目標
2008年末の目標を、6000万円とする。
逆算して、2008年9月末までに4500万円を目標とする。
2008年7月末までに3000万円を目標とする。

●総括
・遠藤製作所(7841)、ツクイ(2398)などの主力銘柄を保有継続。大きな銘柄変更はしていない。

・新興市場の好業績株は、必ずしもNYダウ、日経平均に連動するとは限らないものの、影響は免れない。騰落レシオの上下を見て、持株を増やすか、現金を増やすか、判断するべきであった。

・アサヒプリテック(5855)、松田産業(7456)、フルヤ金属(7826)がこのところ上昇しており、貴金属関連へのシフトが有効であることを示唆しているが、筆者はこのシフトをしなかった。ただ、金価格連動型ETF(1328)により利益を得た(いったん売却済である)。

・NYダウが下げ止まるか、さらにもう一段安となるか、念のため最悪のシナリオを想定しておくことが必要であろう。

・筆者の資産残高は右肩上がりを維持しており、銘柄選択としては問題なく、戦略に変更はないと判断する。反省点は、現金と株式保有の割合の管理である。

・原油高・株安の懸念のある状況においては、念のためキャッシュを増やして買い余力を増やしておくことと、原油高をヘッジできる可能性のあるものとして、金価格連動型ETF、東証上場の金現物連動型ETF、さらに新規上場するロシア株式指数連動型ETF、ブラジル株式指数連動型ETFに注目している。

・下記は、筆者の資産残高と、日経平均およびその騰落レシオの相関である。

2008062902.jpg
(c)technobahn
http://www.technobahn.com/cgi-bin/fn/plot?r=9m&c=1011&s=medium&color=&with=upsanddowns

これを見る限り、直近では減少しているものの、日経平均株価や新興市場指数と比較してもパフォーマンスがよく、騰落レシオの上下と資産の上下にも相関関係がある。
今後は、騰落レシオが上限に近づいたら現金を増やし、騰落レシオが下限に近づいたら株式を増やすこととすれば、よりパフォーマンスが良くなることも示している。

●個別銘柄成績
大きくポジションをとった主要銘柄についての運用成績は、チャートの通り。

・遠藤製作所(7841)
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700円程度で買ったものは1100円前後で売却し、買い戻したが、その後はずっとジリ下げ。含み損の主な原因となっている。この間、高値で買ったものを一部売却し、安値で買い戻し、平均買値を1010円程度にまで下げている。
PER5倍強、PBR1倍割れ。まだ初動後の調整と考えている。

・ツクイ(2398)
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600円程度で買ったものは730円前後で売却し、買い戻したが、その後はおおむね横ばい。
PER7倍強、まだ初動後の調整と考えている。

・ヒマラヤ(7514)
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480円程度で一気に買い、その後も買い進み、第3四半期決算発表翌日に750円程度の高値で売却。

・その他
上記の他、金価格連動型ETFで利益を得たほか、アルコニックス(3036)など若干の売買を行ったが、ポジション調整の域を出ず、目立った成果はない。


月次運用報告-2008年5月 2008年05月31日

●運用成績
下記の棒グラフは、証券会社(大和証券)の預かり資産残高(左目盛)である。各月の月末残高であり、今年初めの当サイト開設以来の推移を示している。なお、線グラフは、日経平均株価(右目盛)である。また、信用取引含み益・含み損はグラフには示されていない。

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5月1日時点での口座残高+信用含み益は1530万円、5月31日時点での口座残高+信用含み益は2503万円。よって5月の運用成績は、63.59%増、967万円の増加である。きわめて優秀な運用成績といえる。

5/14に2000万達成、5/22に2500万を達成し、一時2700万円に達したが月末にはやや下げた。
月初の想定では、「2008年末の目標を、4000万円とする。2008年8月までに3000万円(~3500万円)、2008年5月末までに2000万円(~2500万円)を目標とする。」としてきたが、前倒しに推移したため、やや高めではあるが目標を下記の通りに上方修正する。

●運用目標
2008年末の目標を、6000万円とする。
逆算して、2008年9月末までに4500万円を目標とする。
2008年6月末までに3000万円を目標とする。

●総括
・5月前半には、赤阪鐵工所(6022)、内海造船(7018)などで大した成果が得られなかったが、早々に撤退した点は正解であった。5月中旬のMCJ(6670)、システムプロ(2317)、アルチザネットワークス(6778)についても同様の評価ができるであろう。
このことの教訓としては、調査が十分でない銘柄にまでいたずらに投資対象を広げることは慎重にすべきということである。

・5月中旬の決算発表に照準を据え、遠藤製作所(7841)、ツクイ(2398)が大成功であった。いったん利益確定をしたのは、信用取引証拠金を増やすための措置であり、次いで買い戻した点についてもこれまでのところ成功であると評価できる。

・早くから注目してきたバンクテック・ジャパン(3818)について、買戻しをしようと考えたタイミングで急騰開始、乗れずにいたことは機会損失である。ただし、銘柄発掘の点では的中である。
バンクテック・ジャパン(3818)から乗り換えた資金については、遠藤製作所(7841)、ツクイ(2398)で成果を得たほか、さらに買い進めていかなる結果が出るかは今後の問題である。

・日本マニュファクチャリングサービス(2162)について、5月中旬の決算発表に照準を据えた買いは成功であったものの、10万円までで利益確定した後に、本格的上昇となったことは、売却が早すぎである。アウトソーシング(2427)についても同様である。
このことの教訓としては、アウトソーシング(2427)、ワールドインテック(2429)、日本マニュファクチャリンスサービス(2162)、バンクテック・ジャパン(3818)が、予想以上のスピードで株価の上昇を続けたことを思えば、PER10倍程度までの水準訂正は一気に進むことが確認できたということである。

・以上の結果、当面の投資戦略として、決算発表一巡:今後の戦略をどうするか? 2008年05月18日にまとめた。
・金価格連動型ETF(1328)、現金だけを担保とし、株式の売買は信用取引のみで行うこととして、5月中は、常に含み益がある状態を維持できた。
・金価格連動型ETF(1328)の買い時は成功している。
・いたずらに銘柄を広げるよりは、超好業績銘柄でまだ割安なものに投資する方針に、今のところ変更はない。遠藤製作所(7841)、ツクイ(2398)への集中投資の結果はこれからである。
・一部の好業績株のみへの選別がいよいよ強まっている一方、これらの銘柄が先行し、他の銘柄への波及はこれからという可能性もある。ただし、株価の水準訂正が進み、新規に買える銘柄が少なくなってきた。さらに買えるか、キャッシュポジションを増やすか、相場全体の見きわめが必要な時期が近づきつつあるともいえる。
・2009年3月期に向けての、新たな超好業績銘柄の発掘は、第1四半期、中間決算等を見きわめる必要があり、今後の課題である。

●個別銘柄成績
大きくポジションをとった主要銘柄についての運用成績は、チャートの通り。

・遠藤製作所(7841)
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600円台後半から730円前後で15000株程度買い、急騰でいったん売却。ここまでは大成功。
その後買い戻し、さらに大きく買い増し。PER10倍まで買われて1800円とすれば、1200円で買っても5割の上昇余地があることになる。資産を増やすため、上昇余地の率の大きさを重視しているが、資産に占める割合がきわめて大きいため、株価の上下により大きく影響されるポジションとなっている。その成果は今後の株価しだい。

・ツクイ(2398)
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500円台後半から650円前後で10000株程度買い、急騰でいったん売却。ここまでは大成功。
その後買い戻し、さらに大きく買い増し。PER10倍まで買われて950円とすれば、750円で買っても3割の上昇余地があることになる。資産に占める割合が大きいため、株価の上下により大きく影響されるポジションとなっている。その成果は今後の株価しだい。

・クリーク・アンド・リバー社(4763)
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15000円台から継続的に購入し、19000円台まで、多いときは400株以上の保有としたが、20000円前後で全株売却。まずまずの成功である。押し目があれば、今後も投資対象となりうる。

・日本マニュファクチャリングサービス(2162)
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8万円前後で購入し、まだ8万円台後半から売却をはじめ、10万円で全株売却。売却が早すぎであるが、一応の成功とはいえる。

・アルコニックス(3036)
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一定程度を保有していたい一方、高値で買ってしまった分の売却や、安値での買い戻しを行い、含み益は出ているが、本当の成果は今後の株価しだい。

・金価格連動型上場投資信託(1328)
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資産の一定割合を保有するため、安値で購入。購入タイミングは成功し、含み益がある状態となっている。

参考銘柄
・アウトソーシング(2427)
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利益は出したが、売却が早すぎであった。押し目があれば、今後も投資対象となりうる。

・バンクテック・ジャパン(3818)
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銘柄分析はよかったが、買いタイミングでの乗り遅れ。押し目があれば、今後も投資対象となりうる。


運用成績(2008年1月-4月) 2008年05月03日

当サイトを開設する直前(あるいは2008年1月17日)まで、半値八掛け2割引よりも悲惨な運用成績であった。そのことはこのページの下の方にある記事にこっそりと書いた。
第一には元手資金の回復、第二には最高値付近への大台回復を目指す決意についても書いた。

●運用成績
下記の棒グラフは、証券会社(大和証券)の預かり資産残高(左目盛)である。各月の月末残高、ただし2008年5月は2日時点のものである。
なお、線グラフは、日経平均株価(右目盛)である。

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2007年7月から8月にかけての減り方がたいしたことがないように見えるが、この間に田中貴金属の金(ゴールド)を売却して800万円弱投入しているので、グラフ以上の減少である。
さらに、2008年3月に未公開株式(グリーンシート銘柄)を売却し、その他の追加資金を含め600万円強、4月までに追加投入している。そのため、本年に入ってからの純粋な投資運用成績は、このグラフよりは増加が少ない。
一方、グラフには出ていない部分で、信用取引の含み損益がある。
1月17日の含み損が百数十万であるから、実質的な資産残高は320-330万円しかなかったことになる。
5月2日の含み益は98万円であるから、実質的な資産残高は1595万円程度である。

資金の追加投入を除く純粋な運用成績は、四半期の3月末時点では、2008年の年初500万円程度から約1.5倍、1月17日から約2倍となっている。
なお、5月2日時点での時価評価では、2008年の年初500万円程度から約2倍、1月17日から約3倍、これが当サイト開設以来およそ4か月の運用成績となっている。
この間、日経平均株価はおおむね横ばい、新興市場指数も同様であるから、これらとの比較では成績良好といえる。

●総括
3月上旬から4月上旬にかけての停滞傾向はあったものの、損失を出した銘柄もあった中で、全体として上昇基調を4か月続けられることができた。これは筆者としてはライブドアショック以降では初である。特に、年初から日経平均、新興市場指数いずれも若干の下落した環境の中で、これを実現できたことの意味は大きい。

・1月の失敗は、ネクスト、ゴメス・コンサルティングの損切りが遅れに遅れたことであり、トレンドが崩れてしまったのに持ち続けるという、昨年までの悪い癖がまだ抜けていない。
・2月から3月にかけての上昇は、アウトソーシング、フルヤ金属によるところが大きい。
・3月から4月にかけては、追加資金投入を除けば若干の減少で、主としてバンクテック・ジャパンとアルコニックスの下げによるものである。他の短期売買で一部をカバーしており、3月17日の下げにはあまり影響を受けていない。早めの損切りと、信用取引含み損の早期解消ができるようになったためである。
・頻繁に売買していた貴金属関連(アサヒプリテック、松田産業)では、利益もこまめに出していたものの、最後には損失を出した。金価格の暴落を読みきれなかったこと、金価格1000ドル超はバブルであるとの認識が甘かったためである。
・4月のG7の頃より、株価上昇へのトレンド転換を読み、シティグループやメリルリンチの決算前に買いに転じた点は、ニュースの読み方に成功している。
・総じて、超好業績銘柄に厳選するという戦略にいまのところ誤りはない。
・業績予想について、ネクストの下方修正やそれによる影響など、読み方が甘い点もあったが、予想通りとなったケースも多く、次第にうまく読めるようになっていると思う。

●運用目標
追加投入した分も含め4000万円超の元手資金を考えると、ここまで戻さない限り、貯金をしていた方がマシだったということになる。まずは早期にこれを目指す。特に、3000万円未満であるうちは、私自身にとっての”非常時”であると認識し、本業の仕事と同じ重要度をもって、運用を仕事と考えて取り組む。
さらに、億の運用資産を手にし、再度、自分自身にとっての最高値を目指すのであるが、いくらなんでも2008年中には不可能である。しかし、4000万、5000万となればそれも見えてくるだろう。

以上の結果、2008年末の目標を、4000万円とする。
(どんなに最低でも3000万円超、相場環境の好転などにより前倒しとなる場合には5000万円への上方修正も想定する)。逆算して、2008年8月までに3000万円(~3500万円)を目標とする。2008年5月末までに2000万円(~2500万円)を目標とする。

上記目標を実現するため、超好業績銘柄に厳選するという戦略にいまのところ変更はない。
5月中旬の決算発表一巡の頃に、キャッシュポジションを増やし、買い余力をもって、2009年業績予想および市場環境等を精査した上で、あらためてその後の戦略を考える。

●個別銘柄成績
大きくポジションをとった主要銘柄についての運用成績は、チャートの通り。

アウトソーシング(2427)
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大成功、ほぼ理想的な売買である。成長性が続く間は、今後も押し目買いをすることもあろうが、短期売買に変更か。

フルヤ金属(7826)
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大成功。ただし直近の買いはどちらかといえば割高で、通常は避けたいケースだが、大きくは下がらず、もう一段高しなければ終了しない雰囲気濃厚。年初来高値、場合によっては上場来高値もありうるが、どこまで付き合うかの問題となるだろう。

バンクテック・ジャパン(3818)
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継続して特選銘柄としているにもかかわらず、短期的には失敗である。好業績、成長は維持されている。出来高が少なく、少しの成り行き売りで値が崩れ、成り行き買いではすぐに売り物が出る。しこりが多く、需給が悪いということだろう。42000円以下は買いのはずだが、本格上昇には時間がかかるか。
ただし、噴き値での売りは比較的タイミングが良く、チャートで見る印象ほどには損をしていない。

アルコニックス(3036)
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継続して特選銘柄としているにもかかわらず、短期的には失敗である。好業績、成長は維持されている。3月の高値で含み益が70万円ほどあり、いったん売らなかったのが失敗である。4月の戻りでの売りは正解である。決算発表後・中期計画発表の5月には2年連続して大きな上昇を見せており、最近になって少し買い戻しているところである。


失敗の記録 2008年05月03日

大きな声では誰にも言えない、当サイト開設の理由について書く。

数年来、投資の記録を、証券会社口座、銀行口座、その他の資産の種別ごとにつけていたが、2006年11月で止まっている。このたび、見るのが恐ろしかったその記録をあらためて見ることとした。
記録は2001年11月から始まっているが、当初は1000万円程度。2003年半ばで株式1100万円程度のほか未公開株(グリーンシート)投資、金(ゴールド)などで総計1900万円程度。
以後、2004年の年初で総計2800万円(上場株式2100万)、2004年7月初旬で総計4500万円(上場株式2700万円)、2005年の年初で総計5900万円(上場株式3300万円)、2005年7月初旬で総計7300万円(上場株式3000万円)、2006年の年初で総計9970万円(上場株式6140万円)、最高値の1月16日が総計1億1000万円(上場株式6600万円)となっている。
少しずつ事業で得た利益を足しているため、ここまででつぎ込んだ元手資金の総額は4000万円くらいである。

ここからが転落の一途である。なお、株式の信用取引を2005年秋から開始しているため、上昇の最後も早かったが(2日間で700万円の利益を出したのが今思えばピークである)、失う速度はそれ以上に速い。しかも不動産流動化銘柄を含む新興市場である。
2006年1月末で9500万円前後(上場株式5000万円)、同年3月中旬で8000万円前後(上場株式3500万円)、同年6月で7500万円前後(上場株式3300万円)、同年10月で6500万円前後(上場株式2400万円)。

さらに2007年がひどい。もっぱら手がけていた銘柄が、TRNコーポレーション(3351)、レイコフ(8941)、エスグラントコーポレーション(8943)、アセットインベスターズ(3121)、アセットマネジャーズ(2337)、エムケーキャピタルマネージメント(2478)、リプラス(8943)などの銘柄ばかりである。結果は悲惨なものだと想像できよう。これらを信用取引全力買い持ち、しかも投資に集中していなかった。ニュースの収集、キャッシュポジション管理、何もできていない。2007年2月の上海暴落も知らなかったくらいである。

記録は途絶えているが、2007年春で4000-5000万円前後(上場株式2000万円前後)、2007年夏で3500万円前後(上場株式1500万円前後)といったところではないか。調べる気もしないが。
そしてサブプライムショックの8/17には上場株式1000万円程度、ここで田中貴金属で買っていた金のコインを売却し補充して1800万円程度としたが、結果的には金(ゴールド)の底で、ここから1.5倍にはなっているのだからさらに失敗である。また、未公開株式(グリーンシート銘柄)は諸般の理由により資産価値のかなりの部分を失っている。
2007年秋には、上場株式700万円から1400万円の間で何度か乱高下をした。不動産流動化の路線をネット関連等に移すなど、対策を試みるも既に遅く、追加で投入した物も含めた元手資金は総計で4000万円を超える。
11月にとうとう力尽きたも同然の状態となり、退場を迫られるか、再起を目指すのかの選択となった。

・休むも相場、キャッシュポジションの管理を怠らないこと
・海外も含むニュース、世の中の情勢の収集・分析をすること
・銘柄管理、大きくポジションを取るならば目を離さないこと
・銘柄分析、四季報予想や会社予想を鵜呑みにしないこと

今では無謀といえる従来の投資に対し、当たり前といえる反省点を胸に刻み、あくまでも投資で再起を目指すこととした。

経費削減、事業についても従業員なしで1人でやることとして、きちんとしたところに転職をしてもらった(投資の失敗だけが理由ではない)。
投資は財務キャッシュフローを生むためのあくまでも仕事であると考え、集中する。
本業は疎かにできないが、午後3時以降、夜間にかけて、集中する。
客観的な分析、ニュースの記録、反省点の記録を行うため、投資情報ブログを運営する。

以上の理由により、投資情報ブログとして、当サイトを開設した。
第一には元手資金の回復、第二には最高値付近への大台回復を目指す意思である。
本ブログは、できる限り数字などの裏づけのある客観的な情報提供を心がける。懸念材料も含めてである。自分の投資に客観的な視点を持たせるためでもある。
また、自分が売り買いする前に書いてしまうことはさすがにないものの、取引後には早めに開示する。
反省点も含め、四半期ごとの投資成果の記録を行っていく。

以上、めったに経験できない失敗をしている著者であるから、当サイトに掲載されている情報については、読者ご自身での投資判断をお願いいたします。