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もう一段上げ、後、暴落待ち-資産1億への行程表 2009年06月13日

楽観シナリオに添った資産の増加が比較的うまくいきつつあるので、今回は、”獲らぬ狸の皮算用”的なコラムを書いてみる。目的意識をもって長い目で相場に取り組むという意味ではたまにはいいだろう。
ここのところ、予想していたシナリオの中で、もっとも楽観的なシナリオに添って日経平均株価、新興市場株価が上昇し、筆者の資産回復も道半ばまできたところである。

ところで、この上昇がいつまで続くのか、どこまで上げるのかについては、不安を感じている読者も多いと思う。当サイトコラムや月次運用報告においても、その時々の筆者の予想は記載しているが、予想はたいていの場合、はずれるものである。
しかし、客観的なデータを見てみれば、1年間のうちに、2回から3回程度は、目立った下落相場があるものである。ほぼ1年上げ続けたように見える2005年においてすら調整局面はあったことを考えれば、2009年にも当然にあるだろう。

2009年1月~3月にかけては、幸いにも筆者の資産は増加し続けたものの、日経平均株価は下げ続けていたので、2009年1回目の目立った下落相場であったといえる。
しかし1年間のうちに2回から3回程度は目立った下落相場があるものと想定すれば、今年の夏から秋にかけてのどこかで、再度、下落相場があることを想定しておくべきである。

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今年後半の株価上昇を予想するエコノミストらの声が多く聞かれるが、考えてもみてほしい。
やや予想以上だった株価上昇を牽引した主要因が、景気対策による景気回復”期待”であったとすれば、実際に景気対策効果が出てくる頃には株価上昇する、というような予想が当たるのであろうか?
おおかたの予想に反し、実際に景気対策効果が出てくる頃には、さらに先を見て、対策が切れたときの”失望感”、あるいは景気対策による回復の反動予想、あるいは財政再建の話が出るなどして、株価上昇の主要因が崩れる局面が来る可能性が、相当程度あるのではないか?

専門家の予想も、筆者の予想も往々にして当たらないものと割り切れば、「1年間のうちに2回から3回程度は目立った下落相場がある」ことを想定し、おそらく夏休み時期前には、いったん撤退を考え、資産温存をすべきであろうと考えている。

一方で、目先、7月上旬までは、まだもう一段の上げを期待してもよい。
個別銘柄を見れば、もう一段上げしてから調整となりそうなものが多く見受けられること。
また、四半期決算やインターネット上のIRが定着した現在では、四季報相場というものも過去のものになりつつあるが、それでも今年は、今から株式市場に流れ込む”出遅れた資金”もあると思われ、四季報好業績予想銘柄が物色される可能性を考えているからである。そこが絶好の利益確定ポイントとなる。

下記チャートを見れば、そう遠くない時期の下落相場を想定し、資産の減少を防ぐことをそろそろ第一に考えるべきときであろう。
下落相場がやってきたとき、目いっぱい投資をしたままにしてしまうと、筆者は、現在の約4000万円から3割あるいは5割程度は、減らしてしまう恐れがある。レバレッジをきかせた信用取引をしてきた筆者の負の実績からすればそうである。

下記チャート中、緑色の→は日経平均株価の下落局面と、その騰落レシオ(25日)の下落の相関を示す。
下記チャート中、ピンク色の→は、筆者の資産の、底から天井に向けての増大局面を示す。

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上記チャート中の筆者の資産増加を見れば、次の下落局面で勝負して三たび損失となるよりは、下落局面を想定して撤退し、暴落待ち、調整待ちとすることが安全で望ましいと考えている。
過去最大の資産上昇率を記録したここ7か月ほどの投資成績は、大暴落をきっかけとするものであったことが、この方針の有効性を示唆していると思う。
どの程度の調整がどこであるかはわからないにしても、1年の内に2回から3回はありそうなチャンスに備え、資産を温存しておくべきと、心して望みたい。
次の下落局面のピーク前後に、温存した資金4000万円を投入できるならば、資産1億円への行程が具体的に見える水準にまで、増やせる可能性が高くなってくる。

6月13日現在の筆者の保有銘柄では、フィールズ(2767)、米久(2290)、フレンテ(2226)は、営業増益率、業績のV字回復の点から、四季報発売後しばらく保有し、利益確定をしていく方針である。
クラウディア(3607)等については、決算を見届ける7月上旬までは保有し、利益確定をしていく方針である。ただし割安度が顕著なため、折に触れ長く取り組むことを現時点では想定している。
できればもう一段上げで5000万円近くにしたいものではあるが、思うように株価上昇しなかった場合でも、保有株数を減らしていく方針である。その理由はやはり、年内にあと1~2回はあるかもしれない下落相場を想定してのものである。

月次運用報告2008年5月などに記載しているが、筆者の投資遍歴を振り返れば、少しずつ追加してきた資金も含めると、元手資金の総計は5000万円ほどである。
最高の時点では、ライブドアショック直前の最高値で1億1000万円ほどである。
最低の時点では、当サイトの運営をはじめた2008年1月時点でたったの350万円、その後いったん2700万円まで取り戻したものの、2008年10月時点でふたたびたったの450万円となってしまった。個人事業で得た資金の大半を一時は失ったことになる。

同じ失敗を繰り返さず、次の下落局面では資産を温存すること、これが成功すれば、当サイトの運営を続けてきた意味が出てくる。成功も失敗も記録して、同じ失敗を繰り返さないように、投資成績を向上させるためにはじめたことだからである。

資産5000万円を回復するまでの間は暴落からの生還を記録するサイトとして、5000万円を超えたら資産増加を目指すサイトとして、1億円を超えたらセミリタイアを夢見るサイトとして運営していきたい。
・・・と、今回は、”獲らぬ狸の皮算用”的なコメントで締めくくる。