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決算発表-アルコニックス(3036) 2008年05月15日

「当社グループを取り巻く非鉄金属業界の動向につきまして、市況はニッケル及びチタン等一部の非鉄金属において調整が進んだものの、総じて高値推移いたしましたが、自動車、家電及びIT関連業界における非鉄金属需要、とりわけ中国を始めとするアジア諸国及び新興国での需要が旺盛でありました。
このような経済環境のもと、当社グループは中期経営計画において成長ビジネスとして位置付けている電子・機能材分野及び非鉄原料事業における環境・リサイクル分野を中心に、既存ビジネスの枠を超えたビジネスの創出、拡大に積極的に取り組んでまいりました。
この結果、当連結会計年度における連結経営成績は、売上高215,839百万円(前年度比24.9%増)、営業利益3,072百万円(同23.9%増)、経常利益2,452百万円(同28.4%増)、当期純利益1,427百万円(同32.6%増)の増収増益となりました。」

「・軽金属・銅製品事業
当セグメントにおける主要取引先である自動車業界及び空調機器等家電業界では、アルミ、銅等の非鉄金属原料市況が依然として高値推移したにもかかわらず、中国をはじめとするアジア諸国、新興国及び欧州における旺盛な需要に支えられ好調に推移しました。これに伴いアルミ、銅関連の素材及び鋳鍛造品などの加工品の取扱いは堅調に推移しました。
この結果、当セグメントにおける売上高は66,540百万円(前年度比18.8%増)、営業利益641百万円(同6.6%増)となりました。」

「・電子・機能材事業
自動車部品用金属粉末、半導体材料、液晶材料及び二次電池材料の取扱いは、原料である非鉄金属市況が期を通して高値推移したにもかかわらず、中国をはじめとするアジア諸国及び新興国での自動車、IT関連及び電池産業の旺盛な需要に支えられたことにより、好調に推移しました。チタン、ニッケル製品に関しても、欧州や中国を中心に化学プラント、電力設備等の旺盛な需要を背景に取扱いが大幅に伸長しました。
一方レアメタルにおきましては、供給国側の資源ナショナリズムの動きもあり、市況の高値推移が続くなか、ハイブリッド車やパソコン、半導体等の好調な需要を背景に、チタンスポンジをはじめタングステン、モリブデン、及びレアアース等の取扱いが高水準で推移しました。
この結果、当セグメントにおける売上高は90,595百万円(同42.3%増)、営業利益1,850百万円(同34.3%増)となりました。」

「・非鉄原料事業
アルミ合金塊、アルミ屑、銅屑及び金属珪素は、堅調な国内及び輸出向け自動車部品の生産に支えられたことにより、同業界向けの出荷が堅調に推移しました。また鉄鋼ミル向けアルミ脱酸ショットの取扱い等も、旺盛な鉄鋼需要に支えられ好調に推移しました。
また、アルミ、銅市況においては前年度比で概ね横ばいで推移しました。
この結果、当セグメントにおける売上高は48,571百万円(同16.4%増)、営業利益410百万円(同14.8%増)となりました。」

「・建設・産業資材事業
バルブ・継手等の配管機材分野では、鉄系・銅系ともに原材料の高騰を背景に製品価格が高値を維持しましたが、旺盛な需要により国内、輸出ともに好調に推移しました。一方建設工事・加工品分野では、建築基準法の改正による建材市場の冷え込みの影響を受けたことに伴い、同分野における売上高が減少しました。ダイカスト製品に関しても金型類の受注は増加したものの、製品の一つであるガスメーター等の出荷が振るわず、同分野における売上高は前年度比で若干減少しました。
この結果、当セグメントにおける売上高は13,889百万円(同5.8%減)、営業利益165百万円(同18.1%増)となりました。」

「・日本
自動車、家電及び鉄鋼業界における非鉄需要は依然として高値推移する非鉄金属市況にもかかわらず旺盛であり、当社が取扱うアルミ、銅の原料及び製品、並びにマグネシウム、金属珪素等の取扱が堅調に推移しました。また、近年ハイテク化の一途をたどるIT関連製品、ハイブリット車及びデジカメ等ハイテク家電に使用される電子・機能材料は、その性質や産出量から供給が逼迫し市況も高値推移するなか、当社グループが得意とするニッケル、チタン、タングステン、モリブデン、及びレアアース等レアメタルの取扱いが堅調に推移しました。
この結果、当セグメントにおける売上高は206,117百万円(同21.0%増)、営業利益2,841百万円(同16.0%増)となりました。」

「・その他の地域
中国を中心としたアジア地域においては、銅製品及びアルミ製品の取扱いが、中国の経済成長に伴い家電等における非鉄需要の伸びに支えられたことにより好調に推移しました。また火力発電所向けの旺盛な需要を背景としたチタン製品の販売が堅調に推移しました。北米地域においては、電子材料の販売が米国の電子業界向けに堅調に推移しました。欧州地域においては、熱交換器業界向けチタン製品の販売が好調に推移しました。
この結果、当セグメントにおける売上高は25,938百万円(同82.6%増)、営業利益183百万円(同186.5%増)となりました。」

「次期の見通しにつきましては、当社グループの主要需要先である自動車、家電、IT関連業界における非鉄需要が引続き輸出向けを中心に底堅く推移すると思われることから、平成21年3月期の当社グループの連結売上高225,800百万円(前期比4.6%増)、営業利益3,360百万円(同9.4%増)、経常利益2,670百万円(同8.9%増)、当期純利益1,500百万円(同5.1%増)を予想しております。」