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悲観見通し楽観見通し 2008年04月04日

株式市場はいつ下げ止まるのか?で、株式市場はいつ下げ止まるのか? わからない、としながらも、やや悲観的な見通しを書いた。

楽観的な見通しをいえば、国内景気が当面は低迷するとしても、いずれ回復することを株価が先取りして、日経平均でいえば11000-14000(15000?)円あたりのボックス相場、いずれ徐々に回復か?
この場合の戦略としては、新興市場や中小型株の中で、”超好業績株”のみを厳選する。これで十分の成果が出る。環境が悪くなった際には金・貴金属関連に資金をシフトする。

悲観的な見通しをいえば、アメリカの不動産暴落ははじまったばかり。実はヨーロッパも上海も、全世界的に不動産バブルの崩壊がはじまっている。サブプライムローンも、今問題になっている分だけではなく、今後支払いが滞る年度分の問題が出てくるはずである。
この場合、金融機関の資本毀損はさらに拡大するが、傘下のSIVやヘッジファンドの実情がいっこうに明らかにされないのが不気味である。
この場合の戦略としても、実はあまり変わらないのだが、キャッシュポジションを増やすことと、金・貴金属関連にシフトすることか?

いずれにしても、株価や金価格、不動産価格などをウォッチしながら判断するほかない。

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悲観シナリオの場合、NYダウは暴落の本番を迎えていない可能性があり、10000ドル、8000ドルはありうる。

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不動産価格が下げ止まらない内は、問題が収束しない可能性がある。

本日、メリルリンチはこれ以上の資本増強を必要としないというニュースがあったが、本当だろうか?
ベア・スターンズもそのようなことを言っていなかったか?
シティグループの資本増強要請に対し、日本の金融機関は応じなかったが、その後資金が集まったという話を聞かないし、中東や中国の政府系ファンドの話もその後新しい話は出てこない。シティグループ傘下のSIVやヘッジファンドの損失のニュース、米銀が共同でSIVを救済するスキームのニュースも見かけなくなった。
ゴールドマン・サックス元会長のロバート・ルービン元米財務長官が、シティグループCEOに就任したことも意味深である。

このところ、株価上昇が続いたが、直近の戻り高値を抜かないでいるうちは、下げトレンド継続の可能性があり、安心できない。株価上昇は、ヘッジファンドの売りの手仕舞いの可能性もある。

必ずしも私が”悲観シナリオ”に傾いたわけではない。
しかし”楽観シナリオ”であれば何も問題ないわけで、投資の最重要課題が”損をしないこと”であるとするならば、最悪のケースを想定しておくことが重要であり、同じ失敗を繰り返さないための教訓ではないか?

欧米金融機関決算(予定):
4月15日・・・ベア・スターンズ(3月20日から変更)、ウェルズ・ファーゴ
4月16日・・・JPモルガン・チェース(20:00)
4月17日・・・メリルリンチ、ステートストリート
4月18日・・・シティグループ(19:30)、ワコビア(20:00)
4月21日・・・バンク・オブ・アメリカ(BOA)
4月25日・・・カントリーワイド、MBIA