1年8か月ぶり買い場到来の可能性 2010年11月11日

テクニカル:
13週移動平均線(青)に続いて、26週移動平均線(赤)が、下向きから横ばいに転じてきている。
これによりゴールデンクロス出現の可能性。
共に下向きの13週移動平均線、26週移動平均線を、日経平均が下から上に突き抜け(緑)。
下降トレンドからの転換を示唆し、下落局面での突き抜けは2009年3月以来。
同様の状況が個別銘柄でも多数発生している。
ファンダメンタル:
決算発表企業の2/3程度が、業績予想を上方修正。
PER,PBRなどの面で、リーマンショック直後と同程度に異常な割安企業が多くなっている。
当時より株価は上昇しているが、業績も当時より向上し、ファンダメンタル面では同程度に割安。
相場環境:
アメリカ中間選挙、FOMCを通過し、円高圧力の緩和。
日米金融緩和。
2010年5月高値期日通過、買い残の整理進む。
相対的な日本株の出遅れに海外からの買いも入ってくる可能性あり。
日本株は景気敏感株とみられており、下落から上昇への転換時には、相対的にパフォーマンスが良くなる可能性もあり。
筆者の相場予測:
以上のことから、来年春頃まで、短期的には上昇局面に突入と予想。
一進一退しつつも日経平均で11000~11500円程度(場合によっては12000円以上)の実現を予想。
EU各国の債務危機など、リスク要因は依然として存在し、来年春頃までの間に1回は目立った下落局面があってもおかしくないが、1年半ぶりのトレンド転換となるようであれば、基調は変わらずと予想。
上記シナリオの投資戦略:
信用取引におけるJ-REIT個別銘柄の比重を減らし、上昇局面においてよりリターンの期待できる中小型株式の比重を増やす。
目先、比較的出来高や人気のあるモバイル関連と住宅関連を主力とするが、来年にかけて資源価格の上昇があれば貴金属・資源関連相場の再現もあると予想。
ポートフォリオ全体での海外株式関連が少ないため、投資信託やETFの活用を検討。新興国バブルに留意。
債券関連は、欧州債務危機や欧米デフレ懸念を背景とした高格付債バブル、低格付債売りが起きないか注視。
※テクニカル面での上記現象は2008年5月頃に出現したこともあるように、上記予想が外れる可能性も当然にあり。(この場合には、2008年6月に再度移動平均線の下に落ちたこと、26週線が上向きに転じなかったことから、同様に判別可能か)
※景気ウォッチャー調査/景気動向指数からはまだ買いサインの確認はできていない。
※上述したテクニカル面での現象は、JASDAQなど新興市場では出遅れて出現する傾向にあることに留意。日経平均の上昇転換がはっきりしてから新興市場・小型株の買いに入っても間に合うともいえる。

