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「影の銀行」の債務、今も通常の銀行を上回る-NY連銀リポート  2010年07月17日

http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90900001&sid=aS_2jdzOlnvg

7月16日(ブルームバーグ):ニューヨーク連銀のリポートによると、金融危機発生から3年が経った今も、米連邦準備制度理事会(FRB)の融資や政府保証を受けられない、いわゆる「影の銀行」が抱える債務は通常の銀行システムの債務を上回っている。

  同リポートによると、1-3月(第1四半期)には、影の銀行システムが抱える債務は約16兆ドル(約1380兆円)と、銀行債務の13兆ドルを上回った。2008年には、影の銀行の債務は20兆ドル、銀行債務が11兆ドルだった。

ブルームバーグがまとめたデータによると、米政府は金融市場を支援し、リセッション(景気後退)に対処するため、昨年9月時点で計11兆6000億ドルの資金を融資・拠出・保証した。それには、住宅ローンやクレジットカード債権、自動車ローンに関係した資産担保コマーシャルペーパー(ABCP)や債務担保証券(CDO)、マネーマーケットファンド(MMF)の支援が含まれた。

ゾルタン・ポズサー氏、トビアス・エイドリアン氏らFRBの研究者は今月発表したリポートで、「影の銀行システムは一時、公的資金や債務保証という『脚光』を浴びた後、再び影に押しやられた」と指摘。その規模を考慮した場合、「当局は影の銀行に恒久的な公的支援を提供すべきかどうか、あるいは存続できないよう規制すべきかどうか検討が不可欠だ」と主張している。