小型株・新興市場銘柄を月足チャートを見て仕込む時 2010年02月15日
"2番底懸念"があるうちが買い時-2010年相場に向け本年のコラム総括において記載したように、"2番底懸念"が言われている間に買い仕込みをしておくべきであろうと考えている。
特に新興市場・小型株については既に下げすぎであり、ファンダメンタル面を考慮すれば、異常な安値に放置されているものも多い。
株価は実体経済に先行して動くものであり、実際に2番底がくるかどうかはともかくとして、実体経済の2番底がくるかも、というレベルには既に落ちてきている。2008年10月のリーマン・ショック時のレベルでのボックス圏で推移しているが、異常な安値あるいは高配当利率になっている銘柄に関しては、現在の株価の下げすぎを示唆している。
短期的にはもう一段の下げもありうるが、長い目で見ての大底圏であることに変わりはない可能性が高い。上昇トレンドの中の押し目にすぎない銘柄も多い。リーマン・ショック前の高値を更新している銘柄もいくらでもある。
昨年安値を下回ったものから、上昇トレンドを維持しているものまで、銘柄による格差が大きく、銘柄選定が重要になっている。
長期保有をも視野に入れるならば、高配当銘柄の絶好の仕込み時である一方、減配リスクの低い銘柄、業績不安の少ない銘柄の選別をしなければならず、業績動向の監視をしておく必要がある。

ジャスダック指数:1998年以降、今日に至るまで下値切り上げである。
新規に買える水準の銘柄が増えた状況は、短期売買目的のほか、配当利回りなども考慮した長期保有目的の銘柄の買いチャンスでもある。
筆者の戦略としては、東証J-REIT指数連動のETFなどを配当獲得目的の長期現物保有とする。
また、減配リスクの低い銘柄、業績不安の少ない銘柄について、配当利回りも意識した現物の中長期保有をする。
これに加え、従来より行ってきた信用取引の短期売買を行うこととして、資産が増えるに従い信用取引の割合を減らし、ここぞという時に出動する投資方法を考えている。

上場J-REIT隔月分配型ETF(1345):配当利回り6%前後
月足チャートを見ての投資判断も、大底圏にある銘柄の仕込みに活用することとしたい。運用資金が増えるにつれ、頻繁な売買を減らしある程度長期保有をすることも増えると考えているが、含み損が生じにくい安い買値で仕込むことができれば、長期保有にあたっての安心感があるためである。
割安度が特に顕著な新興市場・小型株について、長い目で見るならば、大底圏にあってトレンド転換の予兆が出ていることは、月足チャートと移動平均線の向きを見れば明らかとなりつつつある。
ただし、当初は中長期保有目的であっても、業績動向その他の材料によっては見切ることも必要であり、常にウォッチはしておきたい。
(下記銘柄の指標は2010/2/12時点)

シダー(2435):PER7.9倍、PBR1.8倍、配当利回り3.10%

PLANT(7646):PER3.3倍、PBR0.5倍、配当利回り2.02%

ワッツ(2735):PER5.2倍、PBR1.0倍、配当利回り2.59倍

ゲンキー(2772):PER5.5倍、PBR0.6倍、配当利回り3.39%

日本医療事務センター(9652):PER6.5倍、PBR0.5倍、配当利回り3.14%
目先の上昇でさえ、月足チャートで見れば初動にすぎないものが多いことに気づくだろう。
ファンダメンタルだけで見れば株価2倍は当然、新興市場・小型株人気が波及すれば株価3倍になっても割高感のない銘柄は、ここに掲載した以外にもたくさんある。
※なお、筆者は成長性も加味したキャピタルゲイン狙いの面が強いので、配当利回りを主目的とした長期保有では別の銘柄選定もあるだろう。