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IMF専務理事:銀行の損失、半分はまだ公表されていない 2009年11月24日

http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90900001&sid=afY6_PR3hPE0

「11月23日(ブルームバーグ):国際通貨基金(IMF)のストロスカーン専務理事は23日、世界的金融危機からの銀行の損失のうちほぼ半分はまだ明らかにされていないとの認識を示した。

 同専務理事はロンドンで開催された英産業連盟(CBI)の会議での質疑応答で、「まだ多額の損失が公表されていない状況にあるというのがわれわれの見解だ」と述べた。未公表の損失の「規模を推定するのは難しいが、全体の半分に近いというところだと思われる」と語った。

 ストロスカーン専務理事は会議でのスピーチで、多くの先進国・地域で銀行システムは「依然として資本不足」の状態だとし、金融環境は「正常には程遠い」との見解を示した。IMFは9月に、銀行が1兆5000億ドル(約133兆円)相当の有害資産を帳簿上に抱えているとの見積もりを示していた。

 ストロスカーン専務理事は、「恐らく開示は米国の方が欧州よりも若干進んでいるだろう。どちらにしても半分程度だ」と語り、「まだ先は長い」と指摘した。IMFは9月に、世界の金融機関の評価損と融資や投資からの損失の見積もりを15%引き下げ3兆4000億ドルとした。

 同専務理事はスピーチで、当局が金融業界規制について計画を示さなければ、金融機関が「今のうちにパーティーをやっておこう」という姿勢で過剰なリスクをとるかもしれないとして、「現時点では、規制をめぐる不透明さが逆にリスクテークを促す要素になっているかもしれない」と述べた。「金融機関が今後に厳しい時期が来ると予想して」今のうちにリスクを増やす可能性があると指摘した。

 経済については「安定し改善しているが依然として非常に脆弱(ぜいじゃく)」との認識を示した。質疑応答では「二番底の可能性が高いとは考えていない」が、そのような展開を回避できると「決まっているわけでもない」と語った。 」