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財政膨張で「日本リスク」―CDS・オプションが示す円売りマグマ  2009年11月16日

http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90900001&sid=akGNCDLarPV4

「11月16日(ブルームバーグ):日本の財政規律に対する不安が払しょくされない。クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場では日本国債の保証コストが7カ月ぶりの水準まで上昇。今後、財政再建への道筋が見えないまま、日本の格下げリスクが表面化した場合、株・債券・円がともに売られる「日本売り」のシナリオも考えられ、通貨オプション取引では円の先安観の高まりを示唆している。

 日本では税収の大幅減収に伴い、今年度の新規国債発行額が過去最大の50兆円台に膨らむ見通しだ。来年度の概算要求額は、子ども手当など民主党がマニフェスト(政権公約)で掲げた新政策を盛り込んだ結果、95兆円超に膨張。政府は「事業仕分け」などで歳出削減に切り込み、来年度の新規国債発行を44兆円以下に抑制するとしているが、景気の下振れリスクが残る中、財政膨張を懸念する声は根強い。

 ソシエテ・ジェネラル銀行外国為替本部長の斉藤裕司氏は、「海外投資家には『日本リスク』を見る向きも増えており、日本の財政悪化を背景に、今後、日本円からの資金フライト(逃避)が起こる可能性も否定できない」と指摘。「ドル・円は足元もみ合っているが、日本国債のCDSスプレッドやドル・円のリスク・リバーサルをみると、潜在的な円売りのマグマは溜まってきている」と語る。」

「バークレイズ銀行チーフFXストラテジストの山本雅文氏は、「日本国債の外国人保有率は6%程度。郵貯も含め日本の金融機関は今後も国債を買い続けるとみられ、国債市場が落ち着けば、海外勢の懸念も徐々に収まる」と予想するが、「景気回復のめどが立たない中、政府により説得力のある財政再建計画が示されず、日本の格下げ懸念が高まれば、円売りになるというリスクシナリオも考えられる」と指摘する。」