第2四半期決算-やまねメディカル(2144) 2009年11月06日
「当第2四半期(6か月)におけるわが国経済は、徐々に景気持ち直しの動きがみられましたものの、雇用情勢の一層の悪化や海外景気の下振れ懸念、国際的な金融・資本市場の不安定感に加え、経済政策運営の不透明感から、先行き予断を許さぬ状況下に推移いたしました。一方、介護業界におきましては、高齢社会の進行に伴う介護ニーズの増大を背景として、介護市場の着実な成長の基調が持続いたしました。
このような状況のもと、当社は介護を要する高齢者の「尊厳の保持」及び「自立支援」を重視しつつ、ご利用者及びご家族のご満足をさらに増進するためのベストサービスの提供に注力いたしました。さらに、平成21年4月に施行された介護報酬の改定に伴う単価の低下に対処して、一段と生産性の向上を図るべく努力いたしました。
しかしながら、東京都による当社の都内22施設に対する新規利用者の一定期間受入れ停止処分により、当該施設は利用者急減に伴い第2四半期(3か月)において予算比で減収減益を余儀なくされました。
この間、通所介護事業においては、平成21年7月に東京都渋谷区にデイサービスセンター(以下「DS」といいます)なごやか代官山を、東京都新宿区にDSなごやか曙橋を、東京都目黒区にDSなごやか学芸大をそれぞれ開設して、事業成長の基盤を強化拡充いたしました。一方で、平成21年8月に東京都板橋区にありますDSなごやか成増を閉鎖いたしました。このように、当第2四半期中(3か月)に3施設を新規開設し、1施設を閉鎖いたしました結果、当第2四半期末において77箇所の直営DSを展開しております。
フランチャイズ事業においては、当第2四半期末において、5箇所のフランチャイズによるDSを展開しております。
以上の結果、当第2四半期(6か月)における当社の営業収入は2,641,828千円(前年同期比9.7%増)、営業利益286,955千円(前年同期比33.3%減)、経常利益271,783千円(前年同期比35.9%減)、四半期純利益は139,318千円(前年同期比41.5%減)となりました。
また、当第2四半期(3か月)につきましては、当社の営業収入は1,347,334千円(前年同期比7.8%増)、営業利益148,633千円(前年同期比35.4%減)、経常利益136,814千円(前年同期比39.8%減)、四半期純利益71,762千円(前年同期比44.9%減)となりました。」
「平成22年3月期の業績予想につきましては、東京都による都内22施設に対する処分により当第2四半期においてすでに当該施設の収益に多大の損失が発生しておりますが、第3四半期以降の収益影響については、本件が現在係争中であることを含めて、多分に不透明であります。さらに東京都の勧告、指導に基づく自主点検の結果による返還金額が未確定であります。したがって現時点では、平成21年5月8日付の「平成21年3月期決算短信」にて開示いたしました「平成22年3月期業績予想」数値から変更しておりません。」
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筆者コメント:
行政処分の影響により、ほぼ予想された範囲内の下方修正。
通期も下方修正になる可能性が高く、1株利益2500円~3000円程度か。上期新規開設の分がどの程度軌道にのるかによるだろう。
介護関連銘柄が平均してPER12倍前後であることを考えると、3万円台前半の株価にすでに織り込まれている可能性が高く、現に安値更新はなさそうである。
一方、売上高はほぼ計画線通り、新規施設の開所も相次いだことから、12月に20施設の行政処分が解除され、来年3月に残り2施設の処分も解除された後に、成長軌道に復帰するならば、来期1株利益4000円前後が見込まれる可能性が高く(多少の影響が残るのかどうかは不明)、来年には株価4万円台に戻る可能性。
現在は介護関連の最割安(何をもって割安といえるかという点はあるが)はシダー(2435)、ケアサービス(2425)だが、来期予想を照準とすればやまねメディカル(2144)の出遅れが目立つようになるだろう。
